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酒づくりの原理
酒づくりの基本工程2
蒸留
発酵によって生れた酒(ウォッシュ:もろみ)を蒸留すると、高いアルコール分を含む酒を得ることが出来ます。
沸点が100℃の水を加熱すると、あたりまえですが100℃で蒸気になります。 その蒸気を集めれば、また、もとの水に戻ります。
エチル・アルコールを含む液体を加熱すると、沸点が78.325度であるエチル・アルコールは 水分より 早く蒸気になります。もろみの3分の1ぐらいの量が蒸発したところで、加熱をストップし、 この蒸気を集めれば、もとの「もろみ」よりアルコール濃度の高い 液体を得ることができます。
このような工程を行う便利な装置が『単式蒸留機:ポット・スチル』や 『連続式蒸留機:パテント・スチル』 といわれる『蒸留機』です。

単式蒸留機
1回ごとに仕込みをくり返す蒸留機。 一回目の蒸留で「もろみ」の3倍のアルコール濃度がえられます。 これを、もう一度蒸留機に戻し、再蒸留し、約60%〜70%の 高濃度なアルコール液を得て、これを原酒とします。
様々な形式のものが考案されていますが、どれをどのように 使うかによって、風味酒質が変わってきます。

連続式蒸留機
1830年ごろ、アイルランドの収税官イーニアス・コフィーが発明した蒸留機で、 熱い蒸気が次の「もろみ」をあたためる(内部に多くの段を持った)仕組みで、 上から流れてくる「もろみ」はその段をとおり、一段ごとに蒸留をくりかえすので 一回の蒸留で、アルコール濃度が高く純度の高い蒸留液がえられます。
上部から「もろみ」を連続して補給でき、もろみ塔は一本ですが精留塔は1本から6本 ぐらいまで揃えられ、エチルアルコール以外の成分を多く含んでも良い酒の場合は 精留塔は1本ですが、純度を高めたい場合は本数が増えていきます。
グレーン・ウィスキーは3〜4本、 ウォッカなどは3〜6本を使います。
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